消防式肉体改造部ぬるま湯係

ダイエットから実践的本格トレーニングまで。元消防士が本音でお助けします

ダイエットは5勝7敗でいい。体重を気にしないトレーニング副産物ダイエット法

敬礼!(`・ω・´)ゞ ぬるま湯係長です

 

前回の記事で消防式のダイエットには2パターンあると述べました

 

firemanbody.hatenablog.jp

 

1つは体重減少のみにフォーカスを当てた減量タイプ

 

そしてもう1つは僕がおすすめする副産物としてのダイエットタイプ

 

今日はこの副産物としてのダイエットについて書いていきたいと思います

 

脱・体重信仰

そもそもダイエットの目的って何でしょうか?

 

見た目の変化?体重の減少?筋肉増量?健康増進?

 

答えは人それぞれだと思いますが、一般的には体重が落ちることがダイエット成功例だと言われています

 

なので毎日ジョギングなどの有酸素運動をし、寝る前に体重計で体重測定

 

昨日より100g痩せただの200g太っただのと一喜一憂しベッドに潜り込む

 

多くの人はこんなダイエットを行っていると思います

 

 

無駄だから今すぐ止めよう、その習慣

 

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体重計という乗り物はそういう使い方をするもんじゃありません、あれはダイエット器具ではなく健康器具のひとつと考えましょう、血圧計みたいなもんです

 

まずは体重計に依存することから脱却しましょう

 

(捨てるのは勿体ないので、電池抜き取るくらいで勘弁してやりましょうか)

 

 

実際僕の消防時代、周りのゴリラ達の中で体重を気にしている消防士は少なかったです

 

でもそりゃ消防士みたいな筋骨隆々の体形なら気にする必要はないからだろ!

と無言のツッコミありがとうございます

 

実際には逆です

 

彼らは特に体重の事は気にせず別の事に意識を向けたトレーニングの結果、勝手に体重が落ちていった。

 

これが真実です、これこそが副産物としてのダイエット効果です

 

体重or体形?

副産物としてのダイエット効果について述べる前に、さきほどのダイエットの目的とは?についてもう少し掘り下げて考えましょう

 

確かに体重が落ちることは結果としてはダイエット成功かもしれませんが、目指す目標によっては失敗の場合もあります

 

例えば夏にビーチでモテたい男子

 

体重50㎏の胸板ペラっペラもやしっ子より、80㎏でもガッシリとした肉体の方が魅力的なのは言うまでもありません

 

 

どちらも50㎏だとしても、一方は寸胴体形、もう一方は逆三角形だと同じ体重でも逆三角形の体格の方が見た目が良いに決まってます。要はバランスなのです

 

女性も同様、くびれが作れない体重減少は残念なシルエットになるでしょう

逆に言えば体重が増えてもくびれを作ることは可能だし、そちらの方が成功だと言えるはず

 

つまり体重と言うのはただの自重バロメーターにしか過ぎず、ダイエットの目的に体重減少を掲げるのは明らかに間違っているということです

 

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大切なのは身体の体形バランスやシルエット

 

額に自分の体重が書かれている訳じゃありません

 

まずは体重を気にするダイエットを止めましょう

 

汝リバウンドを愛せ

といってもやっぱり気になっちゃって体重計に乗るのがお好きな方

 

気持ちは分からないでもないので、そんな方々に必ず心に留めてほしいアドバイスがあります

 

それは『長い目で見て判断してください』ということ

 

この表を見て下さい

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体重75㎏の人が21週間(約5カ月)かけて68㎏前後まで体重を減らしたグラフです

 

ご想像通りのオチがコチラ

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結局はリバウンドを止められず、ダイエット開始よりも体重が増加してしまったという結果になりました(勿論これだけを見て不成功とは言えませんが、あくまで体重減少を目的としたダイエットでは失敗例です)

 

体重を気にするダイエットをされる方、覚えておいてください

 

リバウンドは絶対に避けては通れない道だと言う事

 

特に慢性的な運動不足の人がダイエットを行うと、最初は必ず体重が落ちます

しかしどこかで中だるみが起こり、体重の値ばかりを気にしているといずれは元に戻ります

 

なので最初から「どうせいつかリバウンドが来るのだろう」くらいの気持ちを持ちましょう

 

リバウンドすることは負けではありません、むしろ普通の現象だと思ってください。そう簡単にグラフが右肩下がりの一直線で体重は減りません

 

焦りは禁物

 

1年のうち、トータルで5か月体重が落ちた月があればそれで良いんです

5勝7敗でもそれはダイエット成功といえるのです。

 

欲張って右肩下がりを望むととんでもないしっぺ返しを食らいますよ

 

 

ちなみに先ほどの例、ターニングポイントはこの辺かな

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元の体重とダイエット中の最低体重の中間付近(75㎏と67㎏の中間、71㎏前後)

 

リバウンドを許容するのはこの位の数値までで、ここから先は絶対防衛ラインとして死ぬ気でダイエットすべきです

 

転ぶことに慣れ、起き上がる訓練をしよう

では本題の副産物としてのダイエット方法ですが、いたってシンプルです

 

何かひとつ数値的に表せられるトレーニングの目標をつくりましょう(初心者用です)

 

初心者の場合はなんのこっちゃサッパリだと思うので、例えば男性の場合は懸垂10~15回(順手・反動無し・手は肩幅より広くとる)女性の場合は腹筋50回(膝は90度屈曲し1人で)

 

といったようなちょっと無理目な目標を立てます

 

有酸素運動でも無酸素運動でもどっちでも構いません、絶対にコレ無理だよーっていうくらいの目標を立てます。そして一心不乱にその目標に向かって1ヵ月間トレーニングをしてみましょう

 

まずは1日、それから1週間、そして1ヵ月

 

目標以外の事は考えなくていいです、食事がどうとか筋力回復がどうだとかも無視

 

そういうのはトレーニング中級者以上から考える事

 

やらない理由をグダグダと考えるより、とにかくやってみよう

 

 

そして本当に必死になって1か月やり終えたとします、当初の目標はクリアできたでしょうか?

 

クリア出来た方、あなたはトレーニングにストイックになれる上級者だといえます

 

残念ながらクリアできなかった方、普通の人です

 

でもそれでいいんです、その時アナタはおそらくこう考えてるはずです

 

「どうせ1ヵ月位で出来る目標じゃなかった」と

 

ですよね。しかしそれこそがリバウンドの際に必要な心構えと同じです、ダイエットも簡単に出来る目標ではありません

 

初めから失敗ありき

 

そう考えると目先の体重なんてものは気にならなくなります、少しのリバウンドも想定の範囲内だ、と考えられるようになります

 

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目標は達成できずとも、この1ヵ月で大なり小なり肉体的に何らかの変化は見られるはずです。もしかすると体重が落ちているかもしれません、しかし体重計に電池が入ってないので体重は分かりませんけどね

 

そしてこの1か月では達成できなかった目標も、もう1か月間頑張れば出来るようになるかもしれません

 

体重を減らしたい→だから運動する→結果を知る(体重増減の結果)

 

のプロセスを

 

目標のために運動する→結果を知る(目標の結果)

 

に変えるのです、そのための1か月間です

 

その副産物として体重が減っているかもしれないし、逆に増えているかもしれない

でもそんなことはどうだっていいんです初めから失敗ありきですから

 

そして肉体は必ず成長します

 

トレーニングはやった分だけ確実に何かしらのご褒美が返ってきます、これだけは間違いないと120%自信を持って言えます

 

ということはこの1か月は見方を変えれば成功といってもいいんです

 

失敗は成功の母

 

という言葉があるけれど、トレーニングをキチンと行っている間は全てが成功と言えるでしょう

 

おわりに

今回はあまり消防の話が出ませんでしたが、具体的に消防士のゴリラさん達も似たような感じです

 

ただ目標が『ボンベ背負って懸垂30回』とか『編み上げ靴でシャトルラン150超』とか若干アタマがおかしいとしか言えないような目標設定にする人がいますが、そんな人ほどやはり体重は全然気にしません

 

体重100キロでも動ければそれで良い。と真面目に語りますから

 

余談ですがフィットネス大国と言われるアメリカでは体重計はジムとか病院といった場所にしか無く、そもそも日常的に体重を量るという習慣が全然ありません

 

日本の各家庭に1台体重計があることを知ると

ニホンジンはみんなボクシングでもしてるのか~いHAHAHAHAHA!

 

てなことを言ったかどうかは分かりませんが、それくらい体重に関しては無関心です

 

 

なのでオム〇ンには悪いけどダイエット最大の敵は体重計といってもいいのかもしれませんね